Q:2次元な小説やらコミックやらを読みふけったり、もはや1次元ですらなさそうな脳内世界で冒険を繰り広げるだけの高校生活だけではなかったことを示すために、3次元っぽい話題も持ち出してみるべきではなかろうか?

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●高校時代(立体造形編):
 私の高校では美術音楽が選択科目だったのだが、当時の私は「もしも課題で”作詞作曲”があったらお手上げだろうな」という理由で音楽を敬遠し、美術を選択していた。もちろん音楽の授業で”作詞作曲”などという課題が出なかったことは言うまでもない。

 美術の授業は美術室で行われており、その隣には当然美術部の部室があった。ある日のこと、授業が終わった後に何気なくその部室を覗いてみた私は、無造作に机の上におかれていたある造形物に目を奪われた。のみならず、気がついたら勝手に部室に入り込んで”それ”を手にとっていたのだ。
 丁寧に作りこまれていたのはもちろんのこと、彩色もため息が出るほど素晴らしかった。まだ未完成な状態であるのは、素人の私の目にも明らかだったが、それでもなお『美しい』と素直に思った。

 私の記憶に間違いがなければ、”それ”は『1/144スケール MSK−008 ディジェ』だったと思う。

 要するに『バンダイから発売されていた、”機動戦士Zガンダム”に登場するモビルスーツのプラモデル』通称『ガンプラ』だったわけである。

 モデラーとしての腕前はミジンコ並みではあったが、小学生の頃からのガンプラ好きだった私が美術部への入部を即断即決したのは言うまでもない。

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 一口に【プラモデル】と言っても色々なジャンルがあるわけだが、私が好んでいたのは「バイク」や「戦車」や「お城」ではなく、「ガンダム」や「ダンバイン」や「エルガイム」に代表される『バンダイのサンライズ物』だった。

 ただし、ミリタリー物がまるっきりダメだったのかというとそうでもなく、当時購読していた模型誌『月間ホビージャパン』に連載されていた『SF3D』は大好きだったし、新谷かおる氏の『エリア88』『戦場ロマンシリーズ』の影響で「戦闘機」も買っていた。

 『ガンプラ物のバンダイ』の対極に位置していた『ミリタリー物のタミヤ』の商品もよく通販していたものである。ただし、模型ではなく『プラモのモ子ちゃん模型講座』『白亜紀子のタミヤコミックス・シリーズ』『モ子ちゃんのガイドブック・シリーズ』などの書籍だったが。

 余談になってしまうが、当時憧れのモデラーだった横山宏氏やMAX渡辺氏が今なお現役で活躍されているのは嬉しい限りだ。

 ・・・そういえば『買うたやめた音頭』で有名な松本修平氏はお元気だろうか?

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 まあ、そういったきっかけで入部した私が真面目に油絵や彫刻に取り組むはずもなく、思い出されるのは・・・

 『休み時間に部室に備え付けのコーヒーを飲んで』
 『後輩の女の子と毎日トランプの”スピード”勝負して』
 『部員の誰かが置いていくコミックを読みふけり』
 『プラモデルを大量に持ち込んで部室の一角を占拠し』
 『たまに顔をだすOBOGと夜遅くまでお喋り』


 そんなダメ部員を絵に描いたような日々。

 それでも退部を言い渡されることもなく、3年間を楽しく過ごさせてくれた美術部の仲間たちに尽きせぬ感謝を。

 それから、私が持ち込んだプラモデルの大半を勝手に組み立てて塗装までしてくれやがった某先輩には少しばかりの恨み言を。

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A:『眺めるだけの2次元美少女イラスト萌え』+『実際に触れる3次元美少女フィギュア萌え』の複合属性持ちにレベルアップしただけのような気がしないかね?

本日はこのぐらいで。

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